ビジネス書を自転車で考えるシリーズ
自分の持っているリソースをどう使うか、結果に紐付く確率をどう上げるかを考えるときに役立つ内容
自転車トレーニングでも、使えるリソースをどう作るかに使えそう
なんとなくですが、トレーニングを数値化している人もなんだか好きになりそうな本
評価は、星4つ(⭐️⭐️⭐️⭐️)で、個人的発見ありでした。
数値化の魔力 最強企業”で学んだ「仕事ができる人」になる自己成長メソッド
著者・岩田圭弘
出版社 SBクリエイティブ
リンク
- キーエンスではあらゆる職種が成果を上げることができ、この手法を解説する本
- 仕事の結果は、いかに自分がコントロールできる内容を変えて、結果につながる確率を高めていくか
- 自分がコントロールできることは行動であり、行動の量と行動の質を変えていくことが結果につながる
- 結果につながる行動を分け、それぞれの行動の量、行動の質を数値として見える化することで、比較することができるようになる
- 比較することで、課題が見つかり、その対策を行動の量や行動の質を変えて対策していくことができる
- 行動ごとの目標値をそれぞれ設定し、その目標値をクリアすることで、ゴールとなる結果の数値につなげる
- 行動量を増やす場合、限られた時間(リソース)内の効果の低いものを減らすなど、分配を考え直す必要がある
- 上流の行動(結果につながる最初のほうの行動)のほうがコントロールしやすい
- 数値化しにくい場合、時間削減など別の方向から数値化する
週10時間のワークアウトがゴールとした場合
- 見える化する
- 稼働時間=睡眠時間を抜いた時間
- 確保時間=自由に使える時間
- ワークアウト時間=確保時間のうちワークアウトに充てる時間
- 転換率を計算
- 次の時間/前の時間
稼働時間 | 確保時間 | ワークアウト時間 | |
---|---|---|---|
目標(週) | 112 | 35 | 10.5 |
目標転換率 | 31% | 30% |
- 稼働時間を増やす(行動の量)を増やす・キープする
- 寝すぎの日を減らす
- 疲れすぎ、飲み過ぎを減らす
- 体のケアをする
- 飲む量の上限を決める
- アルコール度数の低い飲み物にする
- 疲れすぎ、飲み過ぎを減らす
- 寝すぎの日を減らす
- 稼働時間から確保時間への転換率を上げる
- 残業時間を減らす
- 確保時間からワークアウト時間への転換率(行動の質)を上げる
- 高強度の次の日に疲労を減らす
- 長時間のトレーニング中に気持ちが切れる
- トレーニングを分割して短くする
- 気持ちが切れた時の感想を記録する
- 始めるまでにダラダラしてしまう
- 動画を見過ぎでしまう
- 割り当てられるリソースを再認識することで、時間の使い方を考え直せる
- 数値で見た時にどこが悪いか分かりやすい
- KGIやKPIの考え方がしっくりきた
- 自転車で考えた時に、能力アップが伸び代と連動して、効果が出にくくなるので、考えることが難しい
- 時間やCTLのような伸び代と関係ない値で考える
- 実績を記録していけば、課題がより見えるようになり、達成に近づけそう
- 最初の行動分析や目標値の設定、実績の記録は、行動と結果が分かりやすくつながらない場合、使えそうで、使えない状態になりそう
自転車のトレーニングで、数値化の魔力を使えば、成長に必要なトレーニングの目標量を達成する際の課題が見えやすくなる
課題を行動の量を増やす。または、行動の質を高めるという対策で進めていけば、欲しい結果に辿り着ける可能性が高くなるでしょう
ただ、トレーニングだとコレをすれば能力が確実に向上するとというものではないので、結果につながりやすいトレーニングの量で考えることが良さそうと思いました。