「もし自分に鋼の身体があれば、おむつ替え台なんて使わずに、ずっとこの腕で抱っこしてあげられるのに……」

生後2ヶ月。3時間おきにやってくる「おむつ・ミルク・あやし」の無限ループ。自分の時間は細切れになり、慢性的な睡眠不足と闘いながら、ふとした瞬間にそんな切なさが胸をよぎることはありませんか?
こんにちは、坐骨神経痛を抱えながら「パパ」と「サイクリスト」の両立に挑む、パパローディのあとです。
現実は、理想とは裏腹に悲鳴を上げる腰。寝かしつけの座りっぱなしや中腰姿勢で悪化する痛み。大好きなロードバイクに乗るどころか、普通に生活するだけで精一杯……。
そんな絶望的な状況を改善したのは、「根性」ではなく「機材」と「戦略」でした。
この記事は、時間がなくても、身体がボロボロでも、トレーニングを諦めたくないパパローディ、そして子供が大きくなった時に一緒に楽しく運動したいと願うパパたちに向けて書いています。
「鋼の身体」ではないからこそ、知恵を使って身体を守り、愛する我が子との時間も、大好きなトレーニングも、どちらも全力で楽しむための生存戦略を共有します。
【時間捻出】準備から片付けまで30分!隙間HIIT
3時間おきの育児サイクルの隙間で、自分の食事や家事をこなしつつトレーニング時間を捻出するには、「着替えてから片付けるまで」を一つのユニットとして管理する必要があります。
私が実践しているのは、準備・片付け込みで「きっかり30分」のパッケージです。
パパ専用・短時間HIITルーティン
- 準備 (5分): ウェアに着替え、サイクルコンピューターを起動。
- アップ (5分): ローラーを回し始め、徐々に心拍を上げる。
- メイン (5分): 20秒全力 / 10秒レスト × 10セット。(タバタ式など)
- ダウン (5分): クールダウンで心拍を落ち着かせる。
- 片付け (5分): 汗を拭き、機材を整えて「パパ」に戻る。
この「30分」という区切りなら、パートナーも快く送り出しやすく、自分自身の心理的ハードルもぐっと下がります。FTP向上というよりは、心肺機能と「サイクリストとしてのアイデンティティ」を維持するための命綱です。
【身体保護】腰を救う「おむつ替え台」と黄金の着地術
坐骨神経痛持ちのサイクリストにとって、育児中の「中腰」と「長時間の座りっぱなし」は天敵です。
おむつ替え台は「腰の聖域」
1日に10回以上発生するおむつ替え。これをすべて床で行うのは、腰に対して自傷行為をしているのと同じです。
おむつ替え台を導入し、立ったままの姿勢で作業するだけで、腰への負担は劇的に減ります。これは単なる家具ではなく、将来のライドを守るための防具です。
寝かしつけの「黄金ルート」とスクワット着地
我が家では、おむつ替え台を寝かしつけの動線にも組み込んでいます。
- 授乳・抱っこ: 授乳クッションを使い、できるだけ楽な姿勢で。
- 仮着地: おむつ替え台(専用マット+吐き戻し防止の傾斜)へ一時避難。「背中スイッチ」の発動を抑えます。
- 熟睡待ち: 高い位置なので、親は立ったまま様子を見守れます。
- 最終移動(重要): 完全に寝入ってから、ベビーベッドへ移動させます。
最大のポイントは、最後のベッドへの移動です。ここで腰を曲げたら全てが水の泡です。
鉄則:「腰を曲げずに、膝を曲げる。つまり、スクワットだ」
赤ちゃんを抱えた負荷ありスクワット。これはトレーニングの一環だと思い込み、美しいフォームで着地させてください。
小物入れにおむつやおしりふきを入れられて、普通に使える!
ただ、キャスターは回転が渋い・・・
【メンタル維持】耳栓とカメラが「余裕」を作る
Loop耳栓:泣き声を「愛でる」ためのフィルター
生後2ヶ月頃の赤ちゃんの本気泣きは、鼓膜に刺さるような「えげつない」高音です。これが続くと脳が疲弊し、トレーニングどころか育児のモチベーションすら削られていきます。
私は「Loop」などの、音質を調整できる耳栓を使用しています。完全に遮音するのではなく、「刺さる音域だけをカットするフィルター」として機能します。
泣き声は聞こえるので異変には気付けます。しかし、脳へのダイレクトな衝撃が和らぐだけで、「うるさい」という感情が「今日も元気だな、泣き顔も可愛いな」という余裕に変わるのです。
耳栓コードで身に着けているとすぐに対応できてなお良し!
純正じゃなくても全然おっけい!
ベビーカメラ:急な泣きにも対処する監視装置
別室でローラー台に乗る際、最大の不安は「今、子供は大丈夫か?」という心理的ブレーキです。
手元にベビーカメラのモニターを置くことで、ローラー部屋は「育児の最前線」に変わります。寝顔を確認しながら回せる安心感は絶大です。
「何かあれば即座に中断して駆けつけられる」という担保があるからこそ、短時間のHIITに全力を注げるようになります。
スマホを使用しなくてもカメラ画像を確認でき、暗視モードに勝手に切り替わるのも良い
ホワイトノイズの音を出す機能も結構使っています。
フレキシブルアームで、ベビーベッドに着けられるとこもGood!
まとめ:未来のライドのために、今を戦略的に乗り切る

鋼の身体を持っていない私たちは、根性論で無理をすればいつか壊れてしまいます。
しかし、「おむつ替え台」で腰を物理的に守り、「耳栓」でメンタルを保ち、「カメラ」と「短時間メニュー」で時間を捻出することで、生後2ヶ月の荒波を乗り越えることは可能です。
すべては、いつか大きくなった子供と一緒に、楽しく過ごすため
今、戦略的に身体を守ることは、決して手抜きではありません。最高のパパであり、最高のサイクリストであり続けるための、賢い「投資」なのです。
ちゃりぶーすと 